「ぼくらが非情の大河をくだる時」
リーディングドラマ、観にいってきてました。先週のはなし。
やっと、書くのです。
会いたいという気持ちだけで
A、BチームのWキャストでの公演。
うち、Bチームの初日を拝んできたんだけど、
その帰り道、電車に乗るころには楽のチケットを取り終える程だった。
地本のコンビニで発見しているときにはすでに上の空、
「なんつー配役をしてくれたんだ・・・(ものすごくいい意味)」と、
くちから魂を八割がた出したまんま、そわそわと帰路についたのであった。
久しぶりに感激するにあたり、いや、まあ感激はしたんだけどこんにちは誤字。
観劇するにあたり、キャストさんたちがそろって難しいというので
調べたりしたんだけど、お伺いしていた通り、ネットではほしいものはなにも拾えない。
やっとみつけたあらすじも、こんなんじゃわかんないよ!と声を上げるほどで
情報に飢え切ったままの当日だった。
が。
お見かけしたあらすじは、その作品のすべてで、ほんとうにそれそのものだった。
時代背景、ことば、世界観、配役、おと、照明のすべてが私にとってドツボであり、極上だった。
面倒くさい言葉を使えないのだ、端的に「ぬあ~好き~!」というところ。
両日とも、赤と青のライトに動脈と静脈を感じたんだよなあ。それもよかった。
リーディングドラマ、個人的には目で声を聴く感じだった。
途中で目がぼやけたり、耳鳴りがすごかったりして、見終わったころには全身がバッキバキに凝り固まっていた。
呼吸を整えながらのアフタートークは、もう何もよく覚えてないけど、
中屋敷さんが「Aチームはタイムスリップ、Bチームはイタコ」的なことをおっしゃっていたのが残っていて。
イタコ、そういえばそうだった、とてもそれがしっくりと来た。
安里勇哉の声がほんとうにほんとうにもの凄くよくて、そもそもとして彼の声を生で聞きたいがために来たのだから、
その欲は充分に満たされたはずだった。
しかし人は、私は強欲だ。もっともっと、そう求めてってゆーか
最初から全公演とれよな、と今とてもそう思う。そういうところ、本気だして正座してほしい。
正座はともかくとして、楽も見に行ったのは大正解だった。痺れきった。
ニコニコキャッキャしている印象がとても強いからこそ、そこから発せられる雄々しく、荒々しい熱は最高以外の何物でもなかった。
薄汚れた豚だ。
俺は駄馬だ、屠殺場へ連れて行け。
生涯忘れえぬセリフになるんだと思う。
まだぞくぞくする。もっと言ってほしいし、こうなるとちょっと違う趣旨になっている気もする。
苛立ちを孕んで声を荒げていき、クライマックスへ向かっていく様子が、
迫力を増していくその姿が神々しくてたまらなかった。
初日と楽で放出っぷりを増していたように感じられたし、ほんと、見に行けてよかった。
稚拙な言葉しかつかえないけど、すごくかっこよかった。
あんなに雄々しくて、とんでもなくかっこいいなんて知らなかった。
最近になって、「安里勇哉」という名前の沼地にハマり、
いや、落ちたのだろう。堕ちたのか、墜ちたのか。
そこんところこだわる隙間もないくらい
頭から真っ逆さまで、そうして私の世界は総てが彼だとしても過言ではない日々だ。
ハマったころからずっと、太陽のような人だと思っていた。
それが、この作品を経て、神になってしまった。
たましいごと射貫かれた私は、もうこのまま、最高の旅を続けるんだと思う。
神が、太陽が、光がそこにあり続ける限り。
ありがとう、安里勇哉。
(「さん」をつけろよこの・・・!!というご意見、すごいわかるごめんね)
クソ個人の性癖ドンドコドーンな感想を、ここまで読んでくれてありがとう。
地元のどこかの図書館に本があるっぽいんだけど、
信じられないことに地元の図書館一か所つぶれてて、しかもそのつぶれたところにあったっぽくって
それを掘り起こしてもらう方法を調べる気力がまだないので放置している。
問い合わせとかするのほんとできないんだ。
食券制ではない牛丼屋に行けないくらいダメなんだ。
DVDとか音源化とかしたら捉えに走るからよろしくな。
幸福、今夜はうどん。